大気光象ギャラリー(最終更新101115)

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大気そのものによって現れる現象

朝焼け・夕焼け

 太陽高度が低いとき、空や雲が赤く色付く現象。

2008/06/20 沖縄県宜野湾市

光芒

 雲の隙間から差した太陽光が空気中の水蒸気やチリによって散乱し、太陽を中心に放射状に伸びる様子が見える現象。「天使のはしご」「ヤコブのはしご」などとも呼ばれる。

2008/01/01 沖縄県西原町

反薄明光線

 光芒が天頂を越え、太陽と反対側の空で放射状に収束する現象。「裏御光」とも呼ばれる。太陽側の光芒とつながっていることが多い。

2007/08/04 沖縄県宜野湾市

地球影

 日の出前や日没後、太陽と反対の空の下の方が暗くなっていることがある。これは地球の影が空に映っているものである。写真は、地球影に昇ってきた満月。

2007/06/30 沖縄県西原町



〜水滴による屈折で現れる現象たち〜

主虹

 言わずと知れたメジャーな現象、虹。空気中に浮かぶ水滴で太陽光が屈折&内部で一回反射することによって現れる、色彩豊かな円弧。「虹は七色」とよく言われるが、色の数は地域によって異なり、昔の沖縄では「赤と黒」または「赤と青」の二色とされていた。

2009/01/02 沖縄県宜野湾市(2枚合成)

副虹

 主虹の上に、もう一本薄い虹が出ていることがある。2本合わせて「ダブルレインボー」と呼ばれることもある。主虹では水滴内での反射は一回だったが、副虹では二回の反射を伴う。一回余計に反射するため、主虹よりも薄い。また、主虹とは色の並びが逆である。

2007/06/25 沖縄県西原町琉球大学

第三次虹

 主虹、副虹に次ぐ3本目の虹は、なんと太陽側の空に現れる。太陽を中心とした半径40度の円状で、水滴内部で三回の反射を行うために非常に淡いものとなる。色の並びは太陽側が紫である。発見は困難だが、不可能ではない。画像は強調してある(中央付近で左右に伸びている)。

2007/08/09 沖縄県宜野湾市

赤虹

 太陽高度が低いときは、赤みの強い虹が出る。仕組みは普通の虹と同じ。

2007/09/10 愛知県名古屋市

過剰虹

 主虹の内側や副虹の外側に、さらに虹が続いていることがある。回折現象によって現れ、水滴が小さいほどそれぞれの虹の幅が広くなる。夏季の沖縄では虹が頻繁に現れるが、水滴が大きいためか過剰虹が出ることは少ない。

2007/09/10 愛知県名古屋市

Twinned Rainbow

 主虹が2本重なったような形になっている。仕組みなど、詳しいことは知らない。日本語訳はないらしい。

2007/08/09 沖縄県那覇市

いろいろな虹色

 生活の中で出会った虹色を集めてみた。


彩雲
〜水滴による回折で現れる現象たち〜

光環

 太陽や月の周りの雲が同心円状に色付く現象。外側が赤の虹色で、2重3重になっていることもある。通常は雲に含まれる水滴の回折によって現れるが、スギ等の花粉が多く飛ぶ季節にはそれによっても現れることもある。

2008/05/28 沖縄県西原町

彩雲(積雲)

 太陽の周りに千切れ雲が来ると、端の方が色付いたりする。仕組みは光環と同じ。

2006/06/29 沖縄県西原町琉球大学

彩雲(高積雲)

 積雲の場合よりも滑らかに色付く。

2007/08/17 長野県木曽町

彩雲(巻積雲)

 かなり鮮やかに色付くことがある。

2007/09/29 沖縄県宜野湾市



〜氷晶による屈折や反射で現れる現象たち〜

1.内暈

 「太陽がカサをかぶると雨」ということわざをご存知だろうか?そう、これがあのカサである。内暈を含む各種暈現象を総称して「ハロ」とも。上層雲に含まれる氷晶によって太陽高度に関係なく現れ、年間数十回発生している。しかし、太陽に近いので気付く人は少ない。虹と混同されがちだが、まったく別の現象である。

2008/06/14 沖縄県北谷町

2.外暈

 内暈より2倍離れた位置にまれに現れる暈である。太陽高度に関係なく現れる。半径46度と大きいため、全体像を見ることは極めて困難。外暈に似た現象に「環水平アーク」「上部ラテラルアーク」「下部ラテラルアーク」があり、注意したい。

2007/09/12 愛知県名古屋市

3.幻日

 内暈と同じぐらい離れた太陽の左右に、白ないし虹色のスポットが現れる現象。太陽高度が60度以下でのみ現れる。色は太陽側が赤、外側が白ないし紫。水平状態を保った氷晶によって現れ、状態がいいほどスポットは小さく、強く光り輝く。

2008/06/27 沖縄県宜野湾市

4.幻日環

 太陽と同じ高度を白い筋が伸びる現象。幻日付近でだけ現れていることが多く、全天を一周することは稀。太陽高度に関係なく現れる。氷晶の面で太陽光が反射して現れるため、色が付かない。

2009/05/06 沖縄県西原町琉球大学(3枚合成)

5.上部タンジェントアーク

 内暈の上端に接するように現れる暈。上端接弧とも呼ばれる。太陽高度によって形状が変化する。太陽が低いときはV字型、高度が上がるにつれてV字が開いていき、太陽高度32度で直線状、それ以上では内暈に近づいていく。そして40度を越えると下部タンジェントアークと連結し、外接ハロとなる。写真は太陽高度22度での形。

2009/03/31 愛知県名古屋市

6.下部タンジェントアーク

 内暈の下端に接するように現れる暈。下端接弧とも。太陽が低いときは逆V字型(だが地平線下で通常は見えない)、高度が高くなるとV字が開き、太陽高度40度で上部〜とつながって外接ハロとなる。

2009/03/31 愛知県名古屋市

7.外接ハロ

 既に述べたように、太陽高度が高いときに上部〜と下部〜がつながったもの。太陽高度が高くなると内暈との見分けが難しくなる。左の写真には内暈も写っている。

2008/06/14 沖縄県宜野湾市

8.環水平アーク

 太陽高度が58度以上のとき、外暈付近に現れる虹色の帯。水平環とも。新聞等で「彩雲」と紹介されることがあるが、彩雲とは別の現象なので注意していただきたい。

2009/05/06 沖縄県西原町琉球大学

9.環天頂アーク

 太陽高度が32度以下のとき、天頂付近に虹色の弧が現れる現象。天頂弧とも。これも新聞等で「彩雲」と紹介されることがあるが、(以下略

2009/02/28 愛知県名古屋市

10.上部ラテラルアーク

 太陽高度が32度以下のとき、外暈と似たような位置に現れる弧。外暈よりも比較的鮮やかなので区別できる。太陽高度によって形状が変化する。右下に写っているのは内暈+上部タンジェントアーク。

2009/03/31 愛知県名古屋市

11.下部ラテラルアーク

 こちらは太陽高度とは関係なく、外暈と似たような位置に現れる弧。見分け方は同じ。これも太陽高度によって形状が変化する。左の写真で右下の方に写っているのがそれである。

2007/09/12 愛知県名古屋市

12.太陽柱

 寒い朝などに、太陽が上下に伸びて見えることがある。氷晶で太陽光が反射して現れる。寒い季節に現れるイメージが強いが、巻層雲が存在すれば年中現れる。右の写真は初夏の沖縄で撮ったものである。

2007/05/03 沖縄県那覇市

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氷晶の形が特殊だったり、ごく稀にしか現れない現象がある。そのようなものをまとめてみた。

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