実際に筆者が体験したトラブルと解決方法を記す。
シャットダウン→コンセントを抜いて放置→起動。
これで直ることが多い。放置時間は長ければ長いほど良いとされている。
メニューが類似している製品の取扱説明書を参考にする。
TOA社のものがわかりやすい(一部内容が異なる)。
AGC(オートゲインコントロール)の上げすぎが原因。
AR-MHD8206RHではAGC:10〜12がちょうどいいようだ。
映像補正等についても、特別の理由がない限りは全てOFFにする。
DAY/NIGHTの切り替えがAUTOのとき、D→N(AGC)とN→D(AGC)を同じ値にしてしまうとハンチング状態になってしまう。
・「D→N(AGC)」と「N→D(AGC)」の設定値に差を設ける
・「D→N(TIME)」および「N→D(TIME)」を長めにする。
再生してもピークホールド画面のまま変わらず、上部のバーだけが動く状態。
ハッキリとした原因は不明だが、しばしば起こるようである。
UFOCaptureではなくUFOAnalyzerから再生すれば問題ない。
もちろんフォルダを開いて直接再生してもよい。
別フォルダに再インストール、あるいはフォルダ名を変更して起動すると正常に表示されるようになる。
もしくは、「regedit」を検索して実行後、
HKEY_CURRENT_USER > SOFTWARE > Microsoft > Direct3D > Shims > EnableOverlays
の中にある該当項目(UFOHD2.exeなど)を削除してからソフトを起動する。
ちなみに、ライブ映像が表示されていなくても観測はきちんとできているらしい。
参考:SonotaCo.JP :: トピックを表示 - 動画が表示されない問題
タスクマネージャを開いてCPUに負荷をかけているソフトがないか確認。
(ウイルス対策ソフトが悪さをしている場合も。
最近はWindows Defenderで十分らしいということでフリーのウイルス対策ソフトをアンインストールしたところ、コマ落ちが発生しなくなった。)
改善しなければ、記録メディアを空にしてフォーマットをかけてみる。
フォーマットはメディアの寿命を縮めるので必要最小限に。
転送速度を維持するため、毎日空の状態で観測を始めるのが望ましい。
UFOCaptureにもスケジュール観測終了時に自動でファイルを移動する機能がある。
参考:SonotaCo.JP トピックを表示 - 不良クリップ
UFOCaptureと共通した問題。
解決方法も同じ。
「Uty」シートで「Cache Dir」にSSDのディレクトリを指定する。
一時的にファイルのコピーが作成され、滑らかに再生できるようになる。
高解像度かつ流星の(見かけの)速度が大きいときに起こりやすい。
「Profile/Analyze」タブの「leap」の値を大きくすると改善する可能性が高い(初期値は40)。
・適当な流星を選び、右側の「Ground Map」シートを開く。
・左側の「Plot」シートを開き、「Ground map plot」内の「Current Profile」を選択する。
・「fill」を押下する。
ちなみに筆者の環境では高度を3つとも選択すると描画に失敗する。
遠距離の同時観測狙いの場合は120kmはあまり使わず、80kmと100kmでよいという話であった。
参考:SonotaCo.JP :: トピックを表示 - 九州本島以南の観測域